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食べられるようになるまでの道-5

ずいぶん更新を怠っていました、コジロウがご飯を食べられるようになるまでの経過報告記事。
節分やらカーニバルやら、入院やらの、何かしらイベントが続いていたもので。

本日も長文となりますがお付き合いくださいませ。


8月。私たちは南ドイツへバカンスの旅に出かけました。その先で、ついに、コジロウが自ら口を開け、人生初の食べ物を食べたのです。


チョコレートアイスクリームを♪


暑かったから?今思い出すと笑えます。

特に旅行中は食べ物を与える訓練は真剣にやっていませんでした。水は比較的良く飲んでいたし(それでも1回に20ml程度)、ポッキーのようなスティック菓子は自ら掴んで口に入れてなめるようになっていたからです。
お茶やジュース、スープなどの味がついた水分は一切飲まず、スティック菓子を誤って噛み切ってしまい、小片が口の中に入ると嫌な顔をしてすぐに出していました。

アイスクリームを食べたのも偶然だろうと思っていた、その8日後、なんとなく与えたヨーグルトにイチゴソースをかけたものをほんの少し食べました。

あれ?もしや、離乳食いける?

その後すぐに子供用ヨーグルトや市販の果物のピューレなど、ヨーグルトタイプの滑らかさならば食べられるようになりました。といっても小さじ半分程の大きさのスプーンで6口ほど。それでも全く嫌がらず、自ら口を開けるのです。



奇跡だと思いました。虚しい思いを堪えつつ、毎日一口も食べない離乳食を用意していた日を思うと、奇跡です!あの努力がやっと実を結んだ気がして嬉しくてなりませんでした。

食べるようになってからすぐに、逆に水分は何も摂らなくなってしまいました。今は飲むより食べることが好きになったのかもしれません。もしくは、飲むよりも食べるほうが空腹が満たされると理解したのかもしれません。



医師が休暇中のため、9月中旬まで診察を受けられません。
勝手におこなっていいものかどうか迷いましたが、9/1より以下のように食事方法を変更しました。

・まず食事を与える。
休暇前に設定した1回のミルク量120mlを守り、食事で120mgに満たない分をミルクで注射器から与える。



コジロウの反応:

食事のために椅子に座らせると、「まんま!」と、大きな声を出す。おそらくお腹が空いているアピールだと思われる。

甘味が好き。
市販の離乳食用の人参ピューレを食べられるようになった(他のどの野菜よりも甘いから)。
バニラや蜂蜜が配合された甘みのあるBrei(稗や粟、麦などの穀類を粉末状にしたもので、ドイツではお湯に溶かして離乳食に使われている)をお湯ではなく、更に甘いミルクで溶いてあげれば食べる。

市販ではなく私が作った離乳食は一切食べない。おそらく、どんなに潰しても粒が残ってしまい、市販のピューレほどの滑らかさは出せないからだと思われる。もちろんおかゆもダメ。

予想通り体重減少。ミルクを減らし始めてから2週間で500g減で2ヶ月前の体重に戻ってしまった。コジロウはなかなか体重を増やすことができないので500gはとても大きい。その後一番重かった時よりも1㎏減って、5ヶ月経過した今もその時の体重を超すことができていない。


【第四訓練期】の訓練方法は実にシンプルです。

訓練方法:

とにかくいろいろな味を与えること。
長男・コタロウが目の前で食べるもの(ソース的なもの)を取り分けてあげること。

より効率よくカロリーを摂取できるよう栄養士さんと相談し、食事プランを立てること。
(朝、昼、夕方、晩それぞれに何をどのくらいの量与えるか、カロリー摂取補助を目的とした栄養剤を添加することなど)


コジロウの反応:

相変わらず市販のピューレしか食べず。でもMilchbreiをミルクで溶いたものに混ぜれば野菜やお肉も少量食べられるように。

離乳食を食べ始めてから10日ほど経って、急に食べる量が増えてきた。ミルクと合わせれば120mgを超えるようになってきた。


9月14日を最後に、注射器でミルクを与えるのを終了。

ぱんぱかぱ~~~ん♪♪



※ドイツ料理ではソースがふんだんに使われます。お肉でもお魚でも茹でた野菜にもソースをかけたり、スープを飲んだり。我が家は毎日日本食なので、コジロウが食べられるようなソースやスープが食卓に上がることはほとんどありませんでした。なのでコタロウのを取り分ける・・・はあまりできませんでした。



9月24日。ついにこの日が来ました。

Magensondeが外れました。おめでとう~~~~~!!!!
もう10日も注射器で入れていないのと食事の進み具合から、言語療法の医師が判断して、その場でひっこ抜きました。

この時の喜びの記事はこちら


私はというと、実は近いうちに外れるだろうと思っていたので、その瞬間はそんなに大喜びでもありませんでした。
ですが、医師が嬉しそうに私に微笑みながら、「家に帰ったらすぐに旦那さんに連絡して、日本の家族にコジロウの写真を送って、今夜はパーティーよ。シャンペンでお祝いしなきゃね。明日は写真館に行きなさい」などと言ってくれているのを聞いているうちにうれし涙がこみ上げてきました。


やった、やっとここまできた。本当に奇跡が起きたとしか言いようがない。
つい最近まで手術を考えていたほどの状況だったのに。もう本当に食べることなんてこの子には無理だと、激しいストレスに匙を投げかけたこともあった訓練生活。それでもこの子はきっと近いうちに食べられるようになるという医師の言葉に一縷の望みをかけてきた日々。


当の本人はといえば、チューブを固定するために貼ってあったテープの跡が痒かったのか、頬を手で掻いて一瞬「あれ?」という表情をしたけれど、すぐさま目の前のおもちゃに夢中になって何事も無かったかのようにしていました。
そう、その指にひっかかるチューブはもう無い。


医師は以前からコタロウの食事風景をコジロウに見せるようにと言っていました(コジロウが最も興味を示している対象がコタロウで、コタロウのすることを真似するかもしれないと思われたため)。

もしもこれが奇跡ならば、コタロウがその奇跡をよんでくれたのかしら。
だとしたらコタロウの存在こそがコジロウにとって最高の贈り物だったわけで。


ありがとう、コタロウ!よく頑張った、コジロウ!!
そして我々夫婦も、ここまでお疲れ様でした(ホント疲れた・・・)。



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コメント

うおこさん、コジロウ君が食べられるようになって、本当に本当に良かったですね。この記事も涙無しには読めませんでした。気の遠くなるほどの訓練、諦めず頑張ってこられたうおこさん、本当に頑張りましたね。家族みんなの頑張りの証ですね!退院後の体調は大丈夫ですか?まだまだ寒い日が続くかとも思います。どうぞお気をつけてお過ごしくださいね。

>さくらさん

お久しぶりでした。
おかげさまで退院後は食欲もあり、元気にすごしております。
私の方が疲れたのか、ちょっと体調不良で・・・。
さくらさんのお子さんは元気に成長されていますか?
本当に普通に健康なのが一番です!

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