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うおこの入院生活記-「コタロウ」

そろそろこのネタ読み飽きましたよね?毎度似たような内容ですし。
でも自分の備忘録として記しておきたいのでもう少しお付き合いくださいませ。今回を入れて後2回で終了します!


では、本題へ。



何故たった2歳3ヶ月の子に、こんなにも辛い思いをさせなければならないの?

入院期間中コタロウが大変だったことは何度か書いてきたけれど、改めて思い返してみてもかわいそうな状況だったと思う。

家族4人での生活が始まってしばらくしてからようやく食欲が戻ったことを考えても、やはり精神的なストレスは半端なものではなかったのだろう。

病院で会った時は元気そうにしていて、特別私に甘えるでもない。
夫の話によると、よく夫の言うことを聞いていい子にしていたそうだ。
こんな状況でどうしてそんなに聞き分けのよい子でいられたのか。
それがまたいじらしいというか、コタロウなりに必死に耐えていたんだと思う。
しかしその行き場のない痛みは夜泣きと言う形で表れた。
毎夜、ママ、ママと泣いたり叫んだりしたそうだ。


そしてどんなに平気そうにしていても、さすがに別れ際はしばしば泣かれてしまった。
「ママも帰る~(ママも一緒に家に帰ってよ)」と言って手をひっぱったり、車に一緒に乗るよう必死に助手席を指差したり。

「また明日ね」と言ったところで“明日”の概念なんかなかっただろう。
私も、握られたその手を離すのが辛かった。
なるべくママとの時間を確保しようと努めたが、別れ際に悲しい思いをさせるならいっそ会わせない方がいいんじゃないか・・・と、夫と悩んだりもした。



病室でコジロウを見つめていると、彼の黒い瞳に自分が映っているのが見えた。
ママを見つめてくれているのがわかり嬉しくもなったが、同時にコタロウのことを思うと切なくなった。ある日突然、視界からママが消えたのだ。
その理由も理解できぬまま。


私が家に帰った日の夜は、狭いのに家族3人でセミダブルベッドで寝た。
コタロウの頬にキスをして、手を握って寝る。朝方夢を見たのか、「ママー」と叫んで涙を流して泣いていた。
「ここにいるよ、大丈夫だよ」というと、私を見て抱きついてきた。

今まで何かあるたびに「ママはここにいるよ、ずっとコタロウの傍にいるよ」って何度も言い聞かせてきた。コタロウが安心する魔法の言葉のように。
なのに、その約束すら果たせずにいる。


週末のたびに夫はコタロウをあちこちに連れ出した。
乗り物が好きなコタロウを喜ばせたいと、たくさん乗せてあげた。バスで街に出かけたり、電車で近郊の街の動物園に行ったり、ライン川を見下ろすゴンドラ、そのライン川を走る船・・・。



大きくなったとき、コタロウはこの時の事を覚えているだろうか。

どうか記憶から無くなってほしい。
心に深く傷ついていなければいい。
新しい、楽しい思い出で塗り替えられればいい。

3つ子の魂百まで・・・と言うけれど、この三歳までの大事な時期に受けた哀しみが、今後のコタロウに影響しなければいい。



コタロウよ、よく頑張ってくれたね。
ママの自慢の息子だよ。




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コメント

はじめまして、私も国外で2歳間近の息子を育てている一児の母です。少し前から読ませていただいているのですが、うおこさんの入院記は涙無しには読めません。今はご家族四人で元気に過ごされているようで、本当に本当に良かったです。入院期間、原因の分からない病気と闘う息子さんを心配しながら、留守を守る息子さんのことを想うと、どんなにお辛かったことか。ドイツはここのところとても冷え込んでいるようですので、どうぞあたたかくしてお過ごしくださいね。

>さくらさん

はじめまして。ブログへの訪問&コメントありがとうございました。

辛い、辛いばかり書いて申し訳ないのですが、正直、本当に心労の絶えない入院でした。ちょうどこの記事に書いたように、長男のことがあったのでなおさらでした。
家族皆が健康であることが本当に大切ですね。
さくらさんのご家族もどうぞ健康に過ごされますように。

長男が3歳のときに、長女の切迫早産で2ヶ月半入院したこと思い出すよ。
当時の長男も幼稚園以外は毎日義母や義姉の家を行き来して父のお迎えを待つ日々。
朝幼稚園行く前に病室来てくれたけど、私は寝たきりで寝返りも出来ない状態が1ヶ月も続いたから。
「夜泣きがなくて、我慢強くて、すっごい良い子」となり、入院中会えない間にどんどん言葉を覚えていく。
病院帰る時も、泣かないでバイバイしちゃう・・健気ながらに母親の一大事を理解していて辛かったな。
その当時は旦那さんも苦労したはず。

今や中学になったその長男は、それより辛い経験もひととおり乗り越えてきたのもあるけど、
三つ子の魂・・というこちらの不安要素は残ってないように思うよ。
だって、めいいっぱい心でハグしていたから。
子どもは、不思議なもので愛されていることは理解している。だから、安心して甘えたり泣いたり出来るんだよ。

哀しいだけじゃない、限られた時間でも母親に愛されてる幸せ感だってしっかり大きく残るから大丈夫。

>imaちゃん

あの時はimaちゃん大変だったねぇ。
出産を前にimaちゃん自身が死んじゃうんじゃないかって心配したよ。
当時あまり力になれなくてゴメン!

コタロウは今2歳児の第一反抗期よろしく、こちらの言うことは全てノーだけど、それでも泣いたり甘えたりするのは安心している証なのかな。
私ももっと優しくハグしなきゃだねー。

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