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うおこの入院生活記-「2週間目」

途切れ途切れでなんのこっちゃ・・・になりつつある「うおこの入院生活記」ですが、なんとか年内に終わるよう書いてまいりたいと思います。


忘れちゃった方、初めてご覧になった方、過去の記事はコチラ。

・うおこの入院生活記-「転院・集中治療室へ」1

・うおこの入院生活記-「転院・集中治療室へ」2
うおこの入院生活記-「1週間目」
・うおこの入院生活記-「折鶴に願いをこめて」




泣きはらしたひどい顔で迎えた翌朝、私は看護婦さんに「長男に会えないことも悲しい・・・」と訴えてみた。
それもあって、外泊することを薦められた。日中家に帰って夜中に病院に来ても良いし、家に泊まっても良い、と。3時間ごとの搾乳のために薬局から搾乳機を貸し出ししてくれることになり、これにより家で長い時間過ごすことができる。
その方が私のためにもなり、ずっと病院で過ごすのは精神的によくないだろう、と。

これはとても嬉しいことだったが、逆に言えばコジロウのために母乳を提供することしか、今の私にやれることがないということだ。

相変わらず眠り続けているコジロウだが、パパが病室に来ている時に目を開けた。パパを見たかったんだね。


家で晩御飯を食べ、久しぶりにコタロウに本を読んで寝かしつけた。そのコタロウは最後に私にぎゅっと抱きついて眠りについた。
それを見届けた後、1人で再び病院に戻った。
コジロウに会いに行くと、また目を開けた。その目から涙なのか、透明の液体が流れている。
先が見えない不安。切なくて、苦しくて、涙が出た。

身体をさすったり撫でたりするのはコジロウを刺激してしまうので止められている。
頭や胸にそっと手を置くのがいいらしい。
本当に軽く、それでも互いの体温が伝わるように、優しく手を置いた。


神様、どうかどうかコジロウを守ってください。



2週間目は家族みんなにとって、この長い入院生活における試練の始まりだった。

コジロウが生まれて1週間は夫は育児休暇をとっていたが、今週から仕事に戻らなければならない。
朝から夕方までコタロウを日本人の友人3人の家に交代で預けることになった。
コタロウは毎日、パパ・ママの居ない環境で過ごす。
夫は朝夕、友人宅へコタロウの送り迎え、病院へお見舞いという多忙な日々。
私は2、3日おきに自宅へ戻り、夫が仕事から帰ってきてから食事の心配をしなくてもいいようにつくりおきできるご飯をせっせと作った。


コジロウの容態は週の半ばには緊急事態を脱しており、一安心できるところまできていた。
しかしなぜこんな状態に陥ったのか、原因の特定ができていなかった。
原因解明と完全な回復を待つため、入院が長引くことが告げられた。


気がつけば8月も後半。夏はもう終わりだ。
コジロウに輝く太陽や風に揺れる青い木々、色とりどりの花を見せたかったのに。
コジロウが治ってお出かけできる頃はもう秋になりそうだ。

赤ちゃんは1ヶ月間でずいぶん大きくなるもの。
その貴重な1ヶ月目をわが子を抱きしめることなく失うのが切ない。
なんとか8月中にはもう少し触れてもいい状態になっていて欲しい。
この腕に抱いたのが夫も私も初日のたった1日だけだなんて、辛すぎる。



週の後半になって私は約2週間ぶりにコジロウを抱くことができた!
身体の安定を図るため与えていた眠り薬を減らしているので、時々目覚めるようになったのだ。

私は椅子のリクライニングを倒して横になり、胸にコジロウを乗せる。いわゆるカンガルーケアだ。
胸にじんわりと体温が染み込んでくる。
もぞもぞと動きながら時々声をだす。
そういえば声を聴くのさえ、久しぶりだ。
わずか3kgとはいえ、抱いた印象は、重い・・・。
“いのちの重さ”がプラスされているいるからか。
約1時間半ほどの抱っこを終えると、私は汗でいっぱいになっていた。




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コメント

大変だったんですね。涙が・・・です。
命の重さ、尊さをあらためて感じることができました。
有難うございます。m(_ _)m

>ブチャ猫さん

そうですね・・・人生最大の試練でしたでしょうか。
正直、なかなか辛い思いもしました。
自分の身に降りかかってみて、初めて健康であることの有難さを知りますね。
毎日感謝しなくては。

瞳と指先から伝えるわずかな温もりのやりとり。
きっと、コジ君にも伝わってるから、
小さな体で一生懸命頑張ったのかもしれないね。

本当に大変だったんだなぁと、改めて涙したよ。
よく頑張ったねぇ。
留守番のコタ君も、本能的にお兄ちゃんしてると感じる。

この後は、もうゆったりと季節を愛でて平穏であれば、
友人としてもこれ以上何も望む事ないよ。
健康にただ毎日過ごせる事のありがたさ。
それはじみじみ私も痛感するなぁ(´-д-`)

>imaちゃん

最近よく笑ってくれるようになったんだよ。
生まれてからしばらくの間家族のぬくもりを知らずに育ったけれど、
imaちゃんが言うようにちゃんと伝わっていたのかな。
笑顔を見ると不足分を取り戻せているようでこちらも笑顔になるわ。

この辛気臭い入院記録、まだまだ続く予定なんだけど読んでいただけるかしら。なんせ7週間も入院してたからさ・・・。

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